株式会社ジャパンタイムズ(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長 末松 弥奈子)および株式会社ジャパンタイムズ出版(本社:東京都千代田区、取締役社長 伊藤秀樹)は、2026年度入試における当社記事の採用状況速報値(2026年6月現在)を取りまとめました。
本年度はジャパンタイムズ※1の記事から180問※2が出題され、国公立・私立大学を問わず幅広い大学で出題されました。特に私立大学での採用が多いほか、同一大学の複数学部での採用が目立つ傾向が確認されました。
※1:ジャパンタイムズが発行する英字媒体には「The Japan Times」、「The Japan Times Alpha」とその前身である「The Japan Times ST」、「The Japan Times Alpha J」、「Sustainable Japan」があります。
※2:2026年6月時点での速報値で集計。
2026年度入試の記事採用実績から、英字新聞を活用した読解対策の有効性が一層明確に
2026年度の英語入試では、昨今の時事問題を扱う英文が増え、背景を理解していないと太刀打ちできないテーマの出題が顕著となりました。こうしたトレンドがそのままジャパンタイムズの記事採用傾向にも反映され、英字新聞を活用した読解対策の有効性が、今年度の出題傾向と併せて一層明確になった年度となりました。
媒体別採用傾向
The Japan Times(採用数:86本)
The Japan Times は、外国人・移民政策、労働、SNS といった社会領域に加え、AI ・テクノロジーや環境問題・サステナビリティなど現代社会が抱える課題を扱う論説記事が多く、国際的な視点や社会構造を踏まえた、高度な読解問題や論述型の問題で採用される傾向が見られました。医歯学部では脳や老化等の医療・サイエンス系記事も安定して採用されています。
採用記事例:
- Japan struggles with digital transformation(東京女子大学)
- Record number of technical trainees go missing in Japan in 2023(東京外国語大学)
- AI services growing popularity among language learners in Japan(愛知学院大学)
- Japan to launch broad review of immigration policies amid rise in foreign nationals(津田塾大学)
The Japan Times Alpha/Alpha J/ST(採用数:93本)
Alpha、Alpha J、そしてAlphaの前身である ST は、社会問題の中でも身近なSNSやAI、文化、心理、人間関係など、受験生にとって理解しやすいテーマで多数採用され、また英語(言語習得)や語法について英語で説明する記事も毎年コンスタントに採用されています。筆者の体験や意見が述べられたエッセー、生活シーンを切り取った会話文にも人気があり、幅広い学部・学科で採用されやすい“入試の定番素材”が揃います。
採用記事例:
- AI in education: Is it an opportunity or a challenge? (湘北短期大学・徳島文理大学)
- Scrolling away our focus — the attention span problem(跡見学園女子大学)
- On demand (語彙解説)(神田外語大学)
- Life as an ExpatーNew Year’s greeting(会話文)(西武文理大学)
Sustainable Japan(採用数:1本)
2026年度英語入試トレンド
土岐田 健太 先生(東進ハイスクール・東進衛星予備校/ 河合塾 英語講師)
早慶をはじめとする難関私大・国公立大2次試験の英語長文では、AI時代における人間の独自性、環境・食料問題、フェイクニュースといった最新の時事テーマが頻出しています。現代社会の背景にある社会問題への関心や深い理解が問われる傾向が強まっています。
2026年度入試の英語長文 3大頻出テーマ
- AIと人間の知性(Humanity \& AI):最近ではAI時代における人間の独自性や権利というテーマが狙われています。AIの悪用による大学教育の危機、声優業、俳優業、芸術作品の著作権問題などの出題も予想されます。
- 環境・フードロス(The Environment& Food Loss): 気候変動だけでなく、画像生成や食料不足問題などの人間の活動が招く現実的な問題を扱う英文が増えています。
- フェイクニュースやSNSの功罪(Fake News&Social Media):マルチタスクや携帯端末が人間の集中力やコミュニケーション、メンタルヘルスに与える影響、フェイクニュースに関する議論が定番化しています。これらは英作文でも頻出です。
英字新聞を活用した入試対策の有効性
2026年度の入試では、社会・国際課題を扱う英文が増え、背景理解や文脈把握を重視する出題が顕著となりました。こうした傾向を踏まえると、受験生には、社会問題への関心を持ち、その背景を理解しながら英文を読み進める力が求められます。また、英文を通じて論理的に考え、内容を自分の言葉で整理する力を日頃から養うことが重要です。
英字新聞を継続的に読むことは、こうした力を身につけるうえで極めて有効です。長文読解の基礎力を高めるだけでなく、時事キーワードや社会問題に関する知識を自然に蓄積できるため、入試で問われる「内容を理解し、背景を踏まえて読み解く力」を効率的に鍛えることができます。英語力と社会的視野を同時に広げられる点で、英字新聞は入試対策として大きな価値を持つ学習素材と言えます。
土岐田先生からのアドバイス
現在の入試の流行は、定説を覆すような時事問題や最新の論文となっています。過去問だけを読み解くという常識にとらわれずに、英字新聞などを用いて「現代を斬る」ようなエッジの効いた新しいテーマの英語長文を積極的に読むことが求められます。単語の意味をただ字面だけ暗記するだけではなく、言葉の定義までしっかりつかんで対策を立てることが求められます。(例: generative AI「生成AI」/ bias「偏見」/ zero-sum game「ゼロサムゲーム」/ paradox「逆説」など)の定義や使われ方を理解できる語彙力が求められます。
入試問題作成担当者向け: バックナンバー閲覧サービスのご案内
ジャパンタイムズ/ジャパンタイムズ出版では、入試問題作成を目的とした 記事のバックナンバー閲覧が可能となるアクセス権付与サービスを提供しています。閲覧者の範囲は学校の入試問題作成担当者のみ(学内考査は除く)、各媒体で指定した期間のみの閲覧となります。ご希望の媒体ごとに下記のフォームからお申し込みください。
The Japan Times:https://jtimes.jp/snyushi
The Japan Times Alpha: https://alpha.japantimes.co.jp/about_site/groupplan/
The Japan Times Alpha J: https://alpha-j.jp/about/#school
会社概要
株式会社ジャパンタイムズ
The Japan Times は1897年(明治30年)に創刊された日本で最も歴史ある英字新聞です。1996年にウェブサイトを開設。現在はソーシャルメディアも活用しながら、日本のいま、そして未来を、世界に向けて発信しています。国内在住の外国人読者に加え、各国の政府関係者、シンクタンク、海外メディアなどにも広く読まれ、信頼性の高い情報源として活用されています。また、創刊以来のアーカイブは、海外の大学や公立図書館などに所蔵され、近現代史研究やアジア研究にも活用されています。
The Japan Times Online:https://www.japantimes.co.jp/
販売サイト:https://club.japantimes.co.jp/
株式会社ジャパンタイムズ出版
2019年7月に株式会社ジャパンタイムズの出版事業部門が独立して創業。50年以上にわたる語学教材開発で蓄積された知見をベースに、表面的な技能習得にとどまらない、高次の視点からの言語学習のためのコンテンツやサービスの提供をめざしています。現在は『世界の視点を読む ニュース英語入門』等の英語学習書籍、英語学習者向けの紙面+Webサービス『The Japan Times Alpha』『The Japan Times Alpha J』および外国人のための日本語学習教材の発行を柱として事業を展開。『初級日本語 げんき』シリーズは累計350万部を超え、世界中の日本語学習者に親しまれています。
ジャパンタイムズ出版:https://jtpublishing.co.jp/
The Japan Times Alpha:https://alpha.japantimes.co.jp/
The Japan Times Alpha J:https://alpha-j.jp/
本件に関するお問い合わせ
株式会社ジャパンタイムズ 広報担当:斎藤
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株式会社ジャパンタイムズ出版 Alpha事業局
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